Wednesday, August 03, 2005

5日の委員会で採択へ

  ◎8月5日、いよいよ教科書最終決定
        みなさんぜひ傍聴しましょう!
いよいよ8月5日、歴史・公民を含む全教科の教科書が決まります。
 歴史・公民では絞り込んだ数社の教科書に扶桑社が残っており、油断なりません。ぜひ傍聴にご参加下さい。そして、傍聴しての感想もぜひぜひお寄せ下さい。
 教科書ネット21の俵義文事務局長からの情報では、現在までのところ、大田原市以外の採択区で扶桑社教科書採択はおこなわれていないとのことです。
 28日に都教委が強引に採択を強行したのも、扶桑社採択に弾みをつけようとした政治的パフォーマンスです。「つくる会」がめざしていた、採択率10%をめぐる攻防ではなく1%をめぐる攻防になっているとみられます。大田原でも相当な圧力があったとみられています。まだまだ「つくる会」採択はごく少数です。
 調布が、「特殊な地域」に名を連ねるわけにはいきません。
 あれだけ広い会場があふれるほどの、市民の関心の高さを示しましょう。
             調布・子どもと教育を考える市民会議・富永信哉

【8月1日の教育委員会傍聴記】
 8月1日に開かれた2回目の教科書採択のための臨時教育委員会。
 1日は、歴史・公民の採択が行われないことはわかっていたのですが、私たちの関心は高さを示すためにも、そして教育委員による採択にどれだけ無理があるかを全国にお知らせするためにも、多数で傍聴しましょうとよびかけ、60人余りが参加しました。
 以下、傍聴された庄司洋子さんと富永りかさんの傍聴記・記録をご紹介します。
 仙名委員が、調査研究資料から現場教員の声が見えない、という趣旨の発言しているのは、今後に向けて重要な意味をもつと思います。

 ▽庄司洋子さんの傍聴記
 教科書採択のための臨時教育委員会2日目が8月1日に開かれました。傍聴者は60名くらいでした。
 午前中は音楽、美術、保健体育、技術家庭の4科目、3社の教科書の検討があり、午後1時からは英語、6社の検討が始まり、計5教科の検討が行われました。
 音楽、美術、保健体育、技術家庭は教科書会社は3社づつなので、国語や社会のように、投票で絞り込むことはしませんでした。
 最後の英語は、6社の中から投票で、3社に絞り込みました。これで2日かけて、9科目すべての検討、絞り込みが終ったことになりました。
 最終日8月5日に、5人の教育委員によって、1教科づつ、2~3に絞り込んだ会社から、投票によって最終の1社を決めるということになります。
 2日目の審議を聞いていても、疑問は膨らむばかりでした。
 実際に教科書を使って教える先生たちが、なぜ教科書を、選べないのか。
 教科書がよいか、悪いか、その教科を教えるため専門的教育を受けた先生たちが、一番よくわかるはずで、教壇に立ったこともない教育委員が、それも9科目200冊以上の中からどうして選ぶことができるのでしょう。だから、「写真が多くてみやすい」「レイアウトがいい」というような質問しかでてこないのでしょう。
 こんなやり方で、こどもたちの教科書が決められていくことのおかしさをつくづく感じました。
 5日はいよいよ最終決定です。東京書籍に5人の委員が票を入れましたが、確信犯的に扶桑社を推す委員が2名いることも、27日の傍聴ではっきりしました。
 安心はできないように思います。最終日5日にも是非傍聴に行きましょう。

                           庄司洋子

 ▽富永りかさんの「英語」協議傍聴記録(メモより再現した議事の様子、文責:富永りか)

 小林調査研究員長 指導要領では年間105時間。
   東京書籍 身近な場面を多くとりあげている。
   開隆堂  世界の国々と日本。見やすい構成。
   学校図書  現代的な課題。福祉や環境について。アルファベットを点字で表示するなど、新しい要素が。 
   三省堂 福祉、環境、平和。興味や関心に則て。
   教育  単元毎の目標のチェック。復習しやすい。
   光村   ひとつの物語を通して。生き方、感動すること。復習しやすい。
 仙名委員 東京書籍の活動学習、というところで、1年生にはあまり配慮がなされていない、ということが書かれてあるが。
 小林 1年生においては、課題解決、というところまではなかなかいかないのでは、というところがあるので、あまり配慮されていない、ということがあるのかもしれない。
 榎本教育長 学力テストの結果などをみて、特に力を入れるべき分野はあるか。
 小林 学力テストは、どの部分においても、平均を下回っているから、特に、というところがあると    はいえないのでは。コミュニケーション能力、話すこと聞くこと、ということには配慮したいが、それは指導要領で書かれてあることなので、どの教科書も重点がおかれている。
 新田委員 学力テストの結果は、書くこと、が一番悪いのではないか。それを重要視すべきではないのか。
 小林 特にそこだけを重点化する、というのはいかがか。
 仙名 私はあまり学力テストの結果がどうのこうの、ということはあまり言いたくない。生徒が理解し   やすいもの、バランスがよいものを、と考えている。そういう意味で、三省堂のものは個人的には良いと思っている。三省堂は、資料説明が少ない、とあるが。
 小林 資料の説明があまりなされていないのは確かだが、その資料は、さほど資料準備に多大な  時間が要求されるようなものだとは思えない。
 榎本 開隆堂について、分量が多い、というような指摘があったようだが。
 小林 新単語数は、1004語で、他の教科書よりも多い。指導要領は900程度、とあるので、それよ  りも104語多いことになる。しかし、どの教科書も、900以上はある。
 関口教育委員長 三省堂、光村、どちらも良いと思う。調布には、恵まれない子どもたちも多いので、家族のことから離れた方がいいのでは、と書いてあるが。
 小林 そういう生徒さんにも配慮して欲しい、という程度のことだと思うが。
 仙名 現場の先生方のお考えなのかどうか。そこに苦慮されている、ということなのかどうか。光村の  つくりが、家族の動きをずっと追っていくものなので、そのような指摘がなされたのか。
 小林 光村の構成が、ひとつのストーリーになっているので、家族、という問題についてはインパクト  が強いのは確か。しかし、教員からは、そういう問題点としては入ってきていない。指導の仕方、ということになるのでは。
 仙名 東京書籍の問題点が指摘されているが。
 小林 2年生でとりあげる2つの話についてだと思う。しかし、これはたまたまキリスト教に関する話  が2つ続いているのであって、特に問題があるとは言えない。
 仙名 答申に問題があるのではないか。ハロウィンやマザーテレサはよくて、2つ宗教的な話が続い  たから宗教色があってよくない、というのではいかがなものか。こちらは、答申をもとに、ここが問題とされているところなのか、ということを見当をつけながら、何が問題なのかを懸命に考えているのに、こういうことでは、困る。
 小林 おっしゃるとおりで、たいへん申し訳ない。今後、こういうことのないようにしていきたい。
 新田委員 光村は、国語と同じ教材を使っているが、同じ教材であることのメリットはあるのか。
 小林 国語でも同じこたえだったと思うが、相互作用については、さほど大きく関わるとは思えない。同じことで、理解しやすいところもあるし、初めて英語で出会うことにも意義があるのではないかと思われるので。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home