Saturday, August 06, 2005

なぜこんな無責任な方法に? 委員会を傍聴して②


   なぜこんな無責任な方法に
       意見を言っていたのは仙名委員ひとり…

                庄司洋子
  
 傍聴して不思議だったのは、なぜこんな面倒くさい方法をとらなければならないか、ということでした。
 とにかく面倒くさいやり方、つまり5人の投票を繰り返すのです。
  歴史教科書は最初8社の中から、3社に絞るはずが、同数が出て、5社になり、5社から4社、4社から2社、2社から1社と計4回の投票をやったことになりました。公民も計4回の投票をやりました。

 なぜ4年前と異なり、こんな面倒な、そして誰がどこを選んだのかわからない無責任な無記名の投票を決めることになったのでしょうか。
 各教科毎、審議の後、挙手の採決で決めればいいのにと思ったのですが、「扶桑社に賛成しなかった委員けしからん、という逆のプレッシャーもかかる場合もあるので、一概にこのやり方がおかしいとはいえないのではないか」という意見もありました。

 3日間を傍聴しての感想ですが、どの教科にもきちんと意見を言っていたのは、仙名委員1人。関口委員長、菊地委員は本当に何回かしか意見を言いませんでした。

 先日、あきるの市の教育委員会傍聴記を読みましたが、そこには、次のような報告がありました。  

 「司会の教育委員長は、社会科のまとめとして、ドイツの元大統領の有名な言葉を引用して『過去を見つめる勇気』と『お互いに分かり合う粘り強い努力』の必要性を訴え、『社会科の学習を将来につなげてほしい』と結びました。」
 「ま た、『扶桑社版以外の教科書は自虐的だ、と言うが、自虐的ではない。問題の扶桑社版・新しい歴史教科書をつくる会の教科書は、結論を急いで乱暴すぎる』と批判しました。」

 調布市教育委員会での議論の中身との差に愕然となります。

 4年前の採択時にいたのは仙名委員だけです。教育長、関口委員長、新田委員、菊地委員の4人は入れ替わっています。
 4年前の方が、総じて活発な議論がされたように思います。
 教育委員会がどんな人たちで、構成されているのか大事なことです。以前にも書きましたが、今回5名の委員の内、毎回2名は扶桑社に票を入れています。 あと1人が扶桑社支持にまわれば逆転されていたわけです。
 傍聴を続けて、改めて教育委員に、きちんと見識のある人がなることの大切さを思いました。

 今回の教育委員会の採択について、ご意見をお寄せください。                     (編集者)

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