Saturday, August 13, 2005

杉並・親の会が抗議声明

 杉並区教育委員会は、12日、「つくる会」扶桑社版教科書の採択を決定したが、「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並・親の会」は、「戦争賛美の教科書は絶対に使わせない。直ちに撤回運動を始める」と訴える次のような声明を発表した。

  抗議声明

 本日、杉並区教育委員会は、扶桑社版「つくる会」の歴史・公民教科書を採択するという暴挙を行いました。私たちは、満身の怒りをもって抗議し、直ちに採択撤回のたたかいにはいることを宣言します。
 杉並教育委員会は、再三再四にわたる私たちの申し入れを無視し、全国各地から寄せられた採択反対の声、区役所前に集まった人々の心からの願い、3万筆にのぼる署名の重みをことごとく踏みにじって採択を強行しました。憲法と教育基本法を侵害し、正義と良心に背いた行為です。子どもたちの学ぶ権利を侵害し、平和で自由な未来を奪い、戦争への道に手を貸すという取り返しのつかない重い罪を犯したことを自覚すべきです。

 今日まで、全国では大田原市と都教委の直接採択区以外では一地域も「つくる会」教科書採択を許していません。このような状況の中で、杉並区があえて採択を強行したことは、杉並の歴史における最大の汚点、恥ずべき行為、区民にとっては大変な不名誉であると断言します。

 杉並区教育委員会は「つくる会」教科書を何が何でも採択させようという山田宏区長の強い意向を受けて、採択制度を変え、その採択権限を強め、現場教員の意見を極力排除するようにしました。その上、現場の教員の専門的な知識に基づく所見を採択日の一週間前になって強制的に書き換えさせたという事件も判明しました。決して許されるべきものではなく、明らかに犯罪行為です。

 また「つくる会」の教科書は、内容において教科書として不適切であるばかりでなく、出版元の扶桑社は不正行為を繰り返してきました。また前回4日の審議で採択を阻まれた「つくる会」は、焦って代表執筆者自らが名を連ねて、採択審議の最中に教育委員の一人を「公開質問状」などという形で圧力をかけるまでに至りました。すでに4日の審議において、現場教員、区民誰一人採択を望んだ者はなく、委員の論議も扶桑社教科書不採択に流れていました。その流れをまったく無視し、非民主的な本日の不当極まりない採択を決して認めるわけにはいきません。

 杉並・親の会は、応援して下さった区民、全国の皆さん、韓国をはじめ世界各国の皆さんに心から感謝します。
 私たちは直ちに撤回運動を始めます。署名で、裁判で、集会で、あらゆる知恵を絞って、あらゆる場所で。不採択運動を通じて作り上げた連帯の力は、必ずや、採択撤回を実現するものと確信します。最後に、本日の「つくる会」教科書の不当な採択に強く抗議し、撤回させるまでたたかうことを宣言します。
      2005年8月12日

         「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

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