Sunday, July 31, 2005

7.27教育委員会審議要旨

7月27日の教育委員会の議事の要旨は次の通り。(文責・傍聴:富永信哉)
 【教科書選定の手続きなど】
 関口教育委員長  選定委員会に4月28日に諮問。7月21日に答申をうけた。その後は、公正を期し、独自に目を通してきたが、事前の打ち合わせは一切おこなっていない。今日は各教科を数社に絞り込み、8月5日に最終決定としたい。
 長谷川教科図書選定委員長(神代中校長) 6中の副校長及び、各校から1名で教員8名、そして保護者代表2名で委員会を構成し、72社・194冊の教科書を、7観点20項目で検討することを調査研究委員会(教員81名)に依頼。6月22日に調査研究資料完成した。
 8つの中学校に順番で教科書を回覧したが、教員から意見はなかった。
 展示会では、染地小の会場で36名、中央図書館で165名。あわせて201名が閲覧。
 その後、調査研究資料を検討。検討内容は、適格性、偏らないように調整。保護者2名の意見、市民の意見も勘案し、選定資料を作成し、7月21日に教育委員会に資料を提出した。
 仙名委員 今回見本本が少なかったのではないか。
 教育委員会職員大村氏 昨年の小学校採択では10セットだったが、今年はは5セット。展示会場2箇所にそれぞれ1セット。学校回覧に1セット。教育委員に2セット(各委員に半分ずつ)。展示会・学校回覧終了後、教育委員に。
 仙名委員 学校からの意見がなかったということだが、学校の教員にみてもらうのは日程的にも難しかったのではないか。
 長谷川選定委員長 学校巡回は1校3日ずつ。十分であったかどうかは…。各校に調査研究委員がおり、教員の意見は反映されている。また、教員から短かったという意見はなかった。

 【歴史教科書】
 長谷川運営委員長 7項目20項目にしたがって検討しており、報道されているような内容についてとりあげることは指示していない。
 高橋社会科調査研究委員長(調布中校長?) (指導要領の字数・目標・内容などを確認したあと、それぞれについて個別に報告)
  *東京書籍 学習課題を明示し、本文と資料で課題を追求していくスタイル。各頁の半分が資料。
  *大阪書籍 鉄腕アトムがナビ役。各省冒頭に地図で見る世界の歴史掲載。作業、発展学習も。
  *教育出版 ご近所調査隊などで作業的。
  *清水書院 ナビ役のキャラクターが課題を提示を深める作業のページ。
  *帝国書院 単元のねらいを資料と本文で追究。テーマページで多くの地域を扱っている。
  *日本文教出版 各節に課題を設定し、それを追究。
  *扶桑社   単元の学習課題を明示。テーマページ・作業・体験・発表で追究。他社にはない人物やテーマを掲載。
  *日本書籍新社 地域(青梅・三鷹・大田・練馬)の歴史を調べよう。テーマページ。
 [質疑]
 榎本教育長 日書で地域学習というが、他社も都内をとりあげているのではないか。
 高橋 日書でとりあげている地域では東京が多い。他社は東京以外の地域も。
 仙名 各社ともはっきりした特徴のない選定資料の書き方になっているが、そのなかで扶桑社は課題項目が、近現代は2項目しかない、とあるが…。
 高橋 編集意図はわかりかねる。テーマ学習8つうち2つというのは事実。
 新田委員 歴史は断定してはいけない。歴史の本は、国際協調が先、そのうえで国民として自覚を失わないものであるべき。
 榎本教育長  ある教科書では、人物名が400以上ある。しぼってすすめていく途中で影響があるのではないか。
 高橋 人物を通しての歴史学習は、生徒の興味・関心を高める。授業では、全部とりあげるわけではなく支障はない。
 榎本教育長 すべてとりあげれば、多すぎて負担・過重になる。
 菊地委員   帝国書院に関する選定資料での、資料の評価についての記述があるが、その意図は。
 高橋 他社との比較ではあるが、多くの会社は教科書の上に資料があるが、帝国書院は両サイドにも資料・コメントがあり、文章表記も多い。
 [無記名投票]1人3社をあげる投票
 東京書籍 5  日本書籍 2  清水書院 2  日本文教 2  扶桑社2    帝国書院 1  教育出版 1  大阪書籍 0
 関口委員長 よって5社を候補にのこし、8月5日に審議します。

【公民教科書】
  高橋社会科調査研究委員長(調布中校長?) (指導要領の字数・目標・内容などを確認したあと、特徴を報告)
  *東京書籍 (聞き取れず)
  *大阪書籍   単元は鉄腕アトムがナビ役。現代社会・国際政治・外交  の順。
  *教育出版  単元は現代社会・国際政治・経済、国際社会の順。
  *清水書院  単元は現代社会・政治・経済、国際社会の順。キャラクターの疑問が学習課題となっている。
  *帝国書院  単元は現代社会・経済・政治・国際社会の順。半分が資料
  *日本文教出版  単元ではなく7章だて。憲法と福祉が独立している。
  *扶桑社  単元は、現代社会・経済・政治・国際社会の順、各章の学習課題が発展に対応。理解を深めよう、というなかで国旗・国歌をとりあげている。
  *日本書籍  ナビ役がが学習課題を追究し、本文・掲載資料を用いて検討。
 [質疑]
 仙名 個人の尊厳は大事。そして自由・権利と義務のバランスはとても大事。日本書籍は権利を順序よく学ばせていてわかりやすいのではないか。
 新田 現場としては、歴史と公民は同じ教科書でなくてもよいのか。
 高橋 違っても(構わない)
 関口 扶桑社で国旗国歌にふれていたが、他社は?
 高橋 指導要領に国家主権の学習で指導するようにあり、内容面は違っているが、全社とりあげている。
 〔公民の無記名投票結果〕
 東京書籍 5  日本書籍 3  扶桑社 2 大阪書籍 1  教育出版 1  清水書院 1 帝国書院 1   日本文教 1
  よって東京書籍・日本書籍・扶桑社が候補に残った。

Friday, July 29, 2005

採択の方法を変更 -ルポ・7.27調布市教育委員会

 採択の方法を変更
    ルポ・7月27日、調布市教育委員会
 
 どの委員がどの教科書を支持しているか、分からないように…。
 7月27日行われた調布市教育委員会の教科書採択の審議は、扶桑社版「つくる会教科書」の手段を選ばない攻勢の中で、圧力を警戒し、しかし、だれも責任を問われないように、という配慮が働いたのだろうか。4年前とは全く違ったやり方で行われた。討論では、市民の良識が反映してか、扶桑社版「つくる会教科書」を支持する意見は少数のように見受けられたが、候補には残されたが、予断を許さない情勢。傍聴の大事さを痛感させた。 
 
 傍聴席に80人

 台風一過、夏らしい青空が広がった朝。グリーンホール小ホールの教育委員会に集まった市民は約80人。今回、委員会に陳情を出した「つくる会」支持の人たちもちらほら。10時に始まった委員会は、まず「国語」、「書写」で、注目の「社会」は午後1時から始まった。
 そこで驚かされたのが、決め方。4年前と違って、8社の中から、無記名投票で、まず3社に絞り込んで、そこから、最終日に1社に決定するという方式が決められた。
 各教科ごとに審議の後、5人の委員に投票用紙を配り、回収して発表。5人の委員のうち誰がどこの教科書会社を選らんだかわからないやり方だ。

 扶桑社版の偏りは明らか

 まず「歴史」から、教科の調査を担当した委員長(その教科を専門にしてきた教師の中から選ばれ、どこかの校長がそれに当たるのが普通)が評価の観点を説明して、1社ずつ、どういう特徴があるかを説明した。ただ、この説明も教科書の内容ではなく、たとえば扶桑社なら、「『人物コラム』があり、他社にない取り上げ方をしている」と紹介された。
 そして、その後5人の委員との質疑応答が行われた。「脚注の扱いはどうなっているか」「歴史上の人物、文化遺産の取り上げている数が多いところと少ないところの差が大きいが、多いところは負担過重にならないか」など。ほとんどが教科書の内容ではなく、「どんな構成か」「読みやすいか」などの質問に終始。唯一、仙名委員が「見ただけでは特徴がわからない、扶桑社は近、現代が項目が2つしかなくて偏りがある」と発言したのが印象的だった。
 30分ほど後には同じようなやり方で「公民」の審査に。ここでは、説明の後の質疑で、関口委員長が「扶桑社の教科書は国旗、国家を取り上げているが、他はどうか」という質問があったのが目立った。

 「国際協調が大切」の意見も

 前述のように、無記名投票だったが、歴史では、東京書籍が満票、日本書籍、清水書院、日本文出、扶桑社、帝国書院が同じ2票だったため、5社を候補に残し、公民では、やはり東京書籍が満票、だったが、日本書籍が 3票、扶桑社が2票で、この3社が候補に残された。
結果的に東京書籍が全員からの支持を受けていることがわかり、委員の発言でも、扶桑社批判と受け取れる発言が多く、「歴史では国民としての自覚と国際協調が大事で、なかでも国際協調が重要」(新田委員)との発言もあった。

 賛成の委員は良心に恥じないか

 しかし、2人の委員は扶桑社版についても、少なくとも候補にすることを支持している。
 「歴史」では、「神武天皇の東征伝承」や、中国侵略を書く代わりに「排日運動が活発になった」ことを強調し、かつての戦争が「アジア解放戦争」であったかのような記述をし、「公民」では、「押しつけ憲法論」や「改憲論」を強調する教科書…。
 こんなものを子ども達に渡して、教育者として、市民として、良心に恥じないのだろうか? 子ども達を一体どんな色で染め上げたいのか? 

 教科書採択審議は、引き続いて1日、5日に行われる。

Thursday, July 28, 2005

調布市でも候補に残る  都立中高一貫校で採択

 ヤマ場を迎えた教科書の採択問題は、27日、調布市教育委員会が開かれ、 歴史と公民の審議が終了。委員の投票の結果、歴史、公民とも、扶桑社版教科書が候補に残り、1日、5日の委員会で正式決定することになった。
 また、28日には、都教委の会議で、都立の中高一貫校の「白鴎高校付属中学」(台東区)と来春開学予定の3校で扶桑社版の歴史教科書の採択が決定、都立ろう・養護学校21校では歴史と公民が使用される都立ろう・養護学校21校と合わせ25校で使われることになった。

 調布市の27日の委員会では、内容面にはほとんどふれず、どんな構成かに力点のおかれた選定資料の説明ののち、3社に絞りこむ無記名投票がおこなわれた。
 一人が3社に投ずる投票の結果、
 〔歴史〕東京書籍 5日本書籍 2清水書院 2日本文出 2扶桑社2帝国書院 1教育出版 1大阪書籍 0。 よって5社を候補に残すことになった。
 〔公民〕東京書籍 5日本書籍 3扶桑社 2大阪書籍 1教育出版 1清水書院 1帝国書院 1日本文教 1。 よって東京書籍・日本書籍・扶桑社が候補に残された。

 傍聴者の報告では、結果的に東京書籍は全員一致していること、3名は明らかに扶桑社批判と受け取れる発言をしているため、これ以上扶桑社支持がひろがることはないとみられるが、全国的な状況から油断は禁物。1日、5日の一層の傍聴活動が求められている。
 
 委員会の中では、新田委員から「歴史では国民としての自覚と国際協調が大事で、なかでも国際協調が重要」との発言、榎本教育長からも「人物名が多すぎる教科書は過重負担」との発言があり、仙名委員も公民で「人権をきちんと書いている」と、日本書籍版を高く評価した。
 扶桑社支持は2委員。おそらく菊地委員と教育委員長ではないかとみられている。

Tuesday, July 26, 2005

韓国の人たちの声

 7月22日付読売新聞は、韓国市民のカンパによる「アジアの平和と歴史教育連帯」の教科書問題に関する意見広告を掲載した。「読んで心打たれた」との感想を添えて流れているメーリングリストから、その全文を紹介します。

   ともに東アジアの平和の担い手へ
     扶桑社版歴史教科書の採択を憂う韓国市民の思い
     平和を願う日本の友へ

 この文は皆さんと真の友人になりたいと願う韓国市民からの希望と友情の手紙です。 
 韓国と日本は数千年にわたって近しい隣人として過ごしてきました。両国は20世紀初めに支配と被支配の不幸な歴史も経験しましたが、いま私たちの前には新しい日韓関係の可能性が芽生えています。1日に1万人以上が両国を行き来するほど、私たちの距離は狭まりました。日本の歌を口ずさむ韓国の若者や、「韓流」ブームの主役となった日本の女性たち誰もが、お互いを身近な存在として感じるようになりました。

 ですが、韓国の私たちは時に悲しい思いにかられることもあります。韓国の人々が忘れたくても忘れられない歴史の痛みに、再び傷を与える出来事のためです。歴史を歪める日本の政治家の発言に、つらい体験をした私たちの両親や祖父母は心を痛めます。過去の侵略戦争や植民地支配を正当化する歴史教科書の登場は、子どもたちに不幸な歴史を引き継がせてしまうのではないかという恐れを抱かせます。

 私たちは、過去にとらわれるためではなく、和解と友情、平和な未来をひらくために、歴史を知ることが大切だと信じています。「知らない」ことが、時に人の心を深く傷つけてしまう場合もあるからです。

 日本全国で教科書採択が行われている今、「新しい歴史教科書をつくる会」による扶桑社の歴史教科書は、韓国の人々の心に暗い影を落としています。扶桑社の歴史教科書は、アジア諸国を共存のパートナーと見なさず、過去の侵略を正当化したり、戦争を賛美しているためです。韓国の私たちは、扶桑社の歴史教科書によって、日本の民主主義が後退し、韓日の友情と理解、アジアの平和が損なわれることを憂いています。

 このような教科書が、日本の教育現場で使われることになってしまったら・・・ 韓国の子どもたちのパートナーである日本の子どもたちがどんな大人に育つのか、日本が危ない国としてアジアを再び脅かしたりはしないか、韓国と日本が真の和解を果たした友として、ともに平和を創り上げることができるだろうか・・・。そういった心配から、日本の行方を不安の中で見守っているのです。

 平和を愛する日本の皆さん!
 私たちは4年前の教科書採択時、皆さんが「扶桑社のあぶない教科書NO!」を各地で叫び、戦争ではなく平和への道を選択されたことを鮮明に覚えています。平和を願う市民の小さな行動が日本全域に広がり、世の中を動かす力へと変わっていく様子を観ることができました。

 2005年のこの夏、皆さんはどのような選択をなさいますか。皆さんの大切な子どもたちにどんな教科書を手渡しますか。日本を見守る韓国とアジアの友人たちに、皆さんはどのような行動で応えてくださいますか。

 私たちは、日本が過去の被害国との歴史の葛藤を乗り越え、アジア諸国からの信頼の中で、ともに平和を造る友の国になってくれることを心から願っています。どうか歴史を歪めない教科書と平和を目指す教育を選ぶことで、その最初のボタンをかけてください。
 不幸な過去をくり返さないために、子どもたちに平和な未来を与えるために!                 

2005年7月22日
                 韓国の友より、平和への希望を込めて

アジアの平和と歴史教育連帯(構成団体 計90団体)
  常任共同代表 徐仲錫(成均館大学校教授/歴史問題研究所所長)
            李龍得(韓国労働組合総連盟委員長)
            李秀浩(全国民主労働組合総連盟委員長)
            李銖日(全国教職員労働組合委員長) 
            黄〓暎(韓国民族芸術人総連合会長/作家)
アジアの平和と歴史教育連帯
  110-801 大韓民国ソウル特別市鐘路区桂洞133-6番地2階
     Tel 82-2-3672-4192 Fax 82-2-3672-4195      
http://www.ilovehistory.or.kr/japanese
 

Sunday, July 24, 2005

「日の丸・君が代」強制反対を支援しよう

 2005年7月24日(日)の「しんぶん赤旗」の記事を紹介します。
 調布在住の堀尾さんも共同代表になっています。

◎「日の丸・君が代」強制反対裁判を支援
    保護者・市民ら すすめる会結成


 東京都教育委員会が「日の丸・君が代」を強制し教職員を大量に処分・解雇している問題で、裁判などをしている教職員を支援する会が二十三日、結成されました。千代田区の星陵会館で開かれた結成総会には約二百三十人が参加。原告とともに裁判の勝利をめざし、学校に自由と自治を取り戻す運動を全国的にすすめることを決めました。

 強制と処分に反対する予防訴訟と解雇撤回訴訟、人事委員会への処分取り消し請求をともにたたかうことを目的に教職員・保護者・市民が共同して準備してきたものです。名称を「東京『日の丸・君が代』強制反対裁判をすすめる会」としました。共同代表に大田堯・東京大名誉教授、尾山宏・予防訴訟弁護団長、槙枝元文・元日教組委員長、堀尾輝久・東京大名誉教授ら十人を選出。槙枝氏があいさつ、大田氏が記念講演をしました。

 原告や支援者が決意表明。三人の子がいる都立高校教師の女性は、予防訴訟に参加した理由を「子どもの教育がどうなるのかという不安、教師としての思い、市民としての責任から」と語りました。被解雇者の男性は「権力者の恣意(しい)的な判断で仕事と生きがいを奪われ、経済的な損失をこうむった。こんなことは許されない」と訴えました。
 都立高校生の保護者の男性は、学校が教育懇談会に教室を貸さなくなるなど自主・自立の伝統が奪われている実態をのべ、「大きな国民運動として取り組まなければならない」とのべました。
            (「しんぶん赤旗」2005年7月24日14面)

Saturday, July 23, 2005

教育委員会が「公正な教科書採択」の陳情を趣旨採択

 調布市の教育委員会は22日の定例会議で、「公正な教科書採択を願う調布市民有志」(代表・宇都宮千佳子さん=多摩川6丁目32-3)から出された「公正な教科書採択についての陳情」を「趣旨採択」とした。
 陳情は、「学習指導要領に最も適合する教科書を公正に選定してください」というもので、併せて「選定経過と理由を明確に文書で市民に公開してほしい」というもの。共同陳情者には4年前に「つくる会教科書」について陳情したメンバーの名前もあり、つくる会教科書採択への運動と見られる。

 委員会では、仙名委員が「陳情者は情報公開といっているが、既に公開でやっており、改めて文書で説明を求めるということはどうなのか」と質問。高橋指導室長が「教科書採択は学習指導要領の4つの目標をもって行っている。会議は公開し、会議録も開示されている。改めてそれを文章にするつもりはない」と説明。
 続いて、自民推薦の新田委員は「検定を通ったということは、学習指導要領に適合するということ。私は良心に従って公正に判断する。陳情を受けてしまったら採択が公正にできるかどうか疑問で、採択を受けるべきではない」と発言したが、榎本教育長は「どの教科書が調布の子供にあうのか私の目で選ぶ。ここに書かれている文章については理解できる」と述べた。

 これに対し仙名委員が「学習指導要領の条件を満たしているものが、検定を通っている、改めてこういう条件をつける必要はない、学習指導要領は先生たちが指導しやすいように目標を定めたもので、現場の先生の意見も参考にしながら、公正な立場で考えて、一切の陳情は受けたくない」と発言した。 
 しかし、榎本教育長は「資料の中には先生たちの考えも入っている、それも参考にして、最終的には5人の委員で判断する。陳情については趣旨採択を提案する」と述べ、公明推薦の菊地委員も「内容的にはこの陳情の趣旨に沿ってやっていく」と述べたため、関口委員長が「意見がわかれたので、委員長採択とします。本件は趣旨採択とします」と発言し、教育委員会には珍しい「陳情の趣旨採択」になった。

 委員会には普段7~8席用意されている傍聴席が、この日は14席用意され、席がなくて、入れなかった人もいたようで、市民の関心が高まっていることが示された。
 教科書採択の教育委員会は、今月27日、8月1日、5日の3日間、朝10時から、グリーンホールの小ホールで開かれる。

Tuesday, July 19, 2005

7月19日 東京の3地区で「つくる会」採択阻止

「つくる会」が50%の採択は可能と豪語する東京。
 危機的な状況だらけなのですが、今日、品川区・目黒区・豊島区の3地区で「つくる会」教科書採択が阻止されました。
 豊島区は、3月区議会で、「つくる会教科書を採択させる会」の陳情が採択されていたり、自民党区議が暗躍するなど、「危ない地区」の一つでしたが、7月13日に区民集会を成功させ、教育委員の良識をひきだしました。
 今日から4日間の予定であったため、豊島の方々はきっと社会科は最終日と思っていたようですが、予想外にも初日に行われたようです。多くの傍聴者が見守ったとのことです。

 調布も初日の7月27日に社会科の採択が行われるかもしれませんね。

 歴史の審議では、選定委員会報告のあと、若干の議論の経て採決。結果は、東書2,清水1,教出1,扶桑社1。過半数を占めるものがなく、再採決。結果は東書5(満票)。公民教科書の審議では、議論らしい議論はなく、東書4、清水1、で東書に決定。とのことです。

 目黒区では、今日、教科書の絞り込みが行われ、扶桑社は入らなかったとのことです。傍聴した方の報告によると、傍聴30人定員で28人が傍聴。各教科ともA社、B社とイニシャルで呼んでの審議だったようです、歴史のときに「話題のG社も議論しては?」との発言があり、社会科のG社=扶桑社と判明したようです。

 歴史に関しては、「前回よりはよくなったが、授業では使いづらいのではないか。」「歴史の学び方の説明が、子どもにわかりにくい。」「調べ学習の基礎知識を与え、歴史への興味をもたせなければならないが、依然として知識伝達型。」「世界との関係、バランスが大切。」「目黒区は平和都市宣言もしている。」「古代史10数頁は多すぎる。」などの発言が出たようです。

 公民に関しては「目黒区は人権教育にも力を入れている。」「生命倫理、老人問題にもふれてほしい。」「憲法は基本。」など、かすりもしない感じだったようです。結果として26日に最終決定する際の候補2社に扶桑社は残らなかったとのことです。

 品川区でも、今日仮決定が行われ、扶桑社は選ばれなかったとのことです。

調布市教委に要望書提出

 調布市民による「調布・子どもと教育を考える市民会議」は、19日午後、関口正昭教育委員長にあてて、「扶桑社版歴史、公民教科書を採択しないように」と、次のような要望書を提出した。

 「つくる会教科書」については、「日本の歴史認識を誤らせる」と、アジア諸国から声があがっているのは既に知られているとおり。「つくる会」は調布、府中、世田谷、杉並などを重点的に狙っているといわれているが、調布は外国人も多い文化の町。その調布でこうした教科書が採択されることになれば、コミュニティとしても市民としても、信頼を失ってしまう問題でもある。
 27日から始まる集中教育委員会に、多くの市民が注目し、声を集中させること、傍聴活動を広げることが改めて求められている。
 
 要望書の全文は次の通り。

 調布市教育委員会
   教育委員長  関口正昭 殿

  ◎世界に恥じない、歴史の批判に耐えうる教科書採択を求める要望書

 多くの市民が注目する中学校教科書の採択が近づいてきました。なかでも強く懸念をもって注視されているのは、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した扶桑社版歴史・公民教科書が、この調布で採択がされてしまうのではないか、ということです。 私たち「子どもと教育を考える市民会議」は、調布の子どもたちが学ぶ教科書として、扶桑社版教科書は最もふさわしくない教科書であると考えます。

 扶桑社版歴史教科書では、中国・朝鮮半島をはじめアジア各地の多くの人々の命を奪い、その生活を破壊した近代日本の戦争を、日本の自衛のための戦争・アジアを欧米の植民地支配から解放する戦争として描いており、相互の信頼にもとづく友好関係ひいては平和なアジア社会を創造していく子どもたちを育てることができないのは明らかです。 

 また、扶桑社版公民教科書では、大日本帝国憲法を高く評価する一方で、日本国憲法の人類史的価値にふれることなく、戦争放棄・軍隊不保持の日本の平和主義が問題であるかのような記述によって、憲法改正が不可避であるという結論に子どもたちを誘導しようとしています。これを用いて授業を行う教員は、公務員としての「憲法遵守義務」を果たすことができません。

 さらに、調布には、外国籍の方も多く居住し、市内の学校で学ぶ外国籍の子どもも少なくありません。歴史を学ぶことは「みなさんと血のつながった先祖の歴史を学ぶということ」と規定する扶桑社版歴史教科書では、外国籍の子どもたちと共に学びあうことができません。1990年3月に国際交流平和都市宣言もしている調布市にとって、扶桑社版教科書がふさわしくないことは明らかです。

 特定の教科書をあげてその不採択を求めることは私たちの本意ではありません。しかし、戦後の歴史学や歴史教育の積み上げてきた学問的・教育的成果をふまえ、歴史の事実を学ばせようとする他社の歴史教科書と扶桑社版歴史教科書とは、編集方針が根本的に異なっています。
 また公民教科書も、現代の諸課題を国民主権・恒久的平和主義・基本的人権の尊重という日本国憲法の理念に基づいて解決していく力を育もうとする他社教科書との違いが際だっています。
 私たち「子どもと教育を考える市民会議」は、教育委員の皆様が不当な圧力に屈することなく、高い見識と良識を発揮され、全国に、そして世界に恥じない、歴史の批判に耐えうる教科書採択を行うことを強く求めるものです。

  2005年7月19日
               調布・子どもと教育を考える市民会議 
                               代表 富永信哉

Sunday, July 17, 2005

調布での採択を阻止するために、いまできること

                                2005年7月17日   
              調布・子どもと教育を考える市民会議 富永信哉

 来る7月27日・8月1日・8月5日に開かれる調布市教育委員会において、2006年4月より調布市内の公立中学校で使用する教科書の採択が行われます。
 すでに大きく報道されているように、栃木県大田原市では、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下が編集した扶桑社版歴史・公民教科書を、全国に先駆けて採択しました。
すでに東京都教育委員会は、4年前に一部の都立養護学校の教科書として、また昨年夏は都立中高一貫校の教科書として扶桑社版教科書を採択しており、都教委の強い影響下にある東京の54の採択地区は、どこも「危険地区」といわれています。「つくる会」を支持する市民団体が存在し、「つくる会」が公然と支援する市議がいる調布市も、もちろん例外ではありません。
 残された日数はあとわずかですが、「つくる会」教科書採択阻止のため、以下の提案にぜひともご協力ください。

提案1 教育委員に「つくる会教科書NO!」とハガキで要請しましょう。
   ハガキ要請には4年前の採択の際も取り組みました。採択を行うのは、4人の教育委員と教育長 のあわせて5人です。一人ひとりに宛てて、ハガキで要請しましょう。
   要請文とひとこと記入欄を設けたハガキ案文を用意しました。必要な方はs.tominaga@nifty.com
までご連絡下さい。官製はがきに印刷いただいたうえで、
「郵便番号 182-8511」「宛名」「差出人住所・氏名」「ひとこと欄」を自筆で御記入の上、急ぎ投函ください。また、お知り合いの方の分もお買い求めになり、広めて下さい。
    宛名…教育委員長 関口昌昭 様
         教育委員  仙名誠子 様
         教育委員  菊池 宏 様
         教育委員  新田重彦 様
         教育長   榎本和男 様

提案2 個人で、団体で、教育委員会宛に要望書・意見書をご提出下さい。

提案3 7月27日・8月1日・8月5日の教育委員会の傍聴にご参加下さい。
     非公開で密室採択を行う教育委員会も多い中、調布市は広い会場(グリーンホール小ホール)を用意し、市民の目の前で採択を行います。つくる会支持派を圧倒的に上回る私たちの仲間が傍聴に参加し、市民の関心の高さを示すことは、「つくる会」教科書採択を阻止するためにも重要です。社会科に限らず、現場の教員の意見を最優先にすることなく、素人の教育委員が全教科の教科書を選ぶことにどれほど無理があるかも見えてくると思います。時間はいずれも午前10時からです。少し早めに、グリーンホール小ホールにお集まり下さい。

tomy

Friday, July 15, 2005

大田原市の採択に韓、中が抗議

 大田原市教育委員会が「つくる会」教科書を採択したことについて、大田原市教委には全国から抗議が殺到しているが、報道によると、韓国の外交通称省スポークスマンは、「日本の育ち行く世代に、過去の歴史に対する誤った認識を植え付けることにより、不幸な歴史を繰り返しかねない」と、「深い遺憾」を表明した。
また、中国外務省の劉建超副報道局長は、14日の定例記者会見で、「歴史を歪曲したこの種の教科書は、日本の青少年を必然的に誤った方向に導くと非難、「この問題では日本政府も免れない責任を負っている」と述べた。

 中国の新華社通信は「日本の市区町村立の公立普通中学で、歴史を歪曲した教科書が初めて採用されたものだ」と伝えており、マレーシアの中国語新聞も、「(この教科書は)、日本軍の侵略の残虐行為を、アジア諸国の解放であるかのように描いている」と指摘、批判的に報じたという。

 一方、扶桑社の親会社の産経新聞は、韓国、日本で広がっている「つくる会教科書を採択させるな」の声を「妨害」と決めつけ、「日本の教科書採択問題へのこうした“介入”は『日本の世論を刺激しあらたな反韓感情を生む可能性がある』(外交筋)と憂慮する声も出ている」などと紹介、運動に対してむき出しの敵意を見せている。 (了)

Wednesday, July 13, 2005

調布でのつくる会の動き1

調布で扶桑社教科書を採択をめざす活発な動き! 

調布・子どもと教育を考える市民会議メールFAXニュースVOL59より(2004.2)

 扶桑社の教科書を採択をめざす市民グループ「子供たちの未来を考える父母の会」が、活発な活動を始めています。「新しい歴史教科書をつくる会」の機関誌「史」(平成16年1月号)に、以下のような文が掲載されています。

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  東京・調布市で教育講演会 小川義男先生の話に目を輝かす子供たち
    子供たちの未来を考える父母の会 松木国俊 

<開演直前に超満員>
 開演十分前、受付に一人のトレーナー姿の男性が現れました。調布リトルリーグの責任者と名乗るその方は「小・中学校の選手やその親御さんたち三十人を引き連れて来ましたが、講演を聴かせてもらっていいでしょうか」と、真剣な表情で話されます。
 予想外の事態に主催者側も驚きました。しかし同時に「そうだ子供たちにもぜひ小川先生の話を聞いて欲しい」との思いが皆の胸を過ぎり、喜んで子供たちを座席へ案内。開演直前に会場は超満員となりました。ここ調布では平成十三年の中学校教科書採択の折、教科書問題に関心を寄せるメンバーが扶桑社版の採択を目指して立ち上がり、教育委員会へ陳情を提出したり、教育委員との懇談でも意を尽くして説得を試みました。しかし、結果は残念ながら不採択に終わりました。やはり、流れを変えるには地道ではあっても、より多くの人に教育問題に関心を持ってもらい、危機感を共有する人々を増やす以外にないと考えた私たちは「子供たちの未来を考ええる父母の会」(田村義和代表)を結成、幅広い層に参加を呼びかけることとしました。


 その最初の活動として、現在、『あらすじで読む日本の名著』でも著名な憂国の熱血漢、狭山ケ丘高校校長の小川義男先生にご講演をお願いした次第です。平成十五年十二月十四日、会場の調布市文化会館にはPTA会長や市会議員の方も見えています。やがて定刻となり、いよいよ小川先生の講演が始まります。
 聴衆の中に小・中学生を発見された小川先生は、威厳のある風貌の中に慈愛を込めた眼差しでこう語りかけられました。「私はもともと小学校、中学校の先生ですので、小さい人にお話しする方が本当は得意なのです。感謝してお話を始めましょう」 小川先生はまず日本の素晴らしさを見直すことから話し始められました。


 「パリやロンドンの路上駐車や渋滞のひどいこと。結局、駐車場がないのです。お前ら来て見ろ、東京のあのでかい地下駐車場を、といいたくなる」「ソニーやニコンといった日本の優れた製品がヨーロッパで圧倒的信頼を得ている」そのざっくばらんな口調に、大人も子供も引き込まれていきます。話は次第に核心に迫ります。
 「欧米人が日本人を重視する理由は、何と言っても日本では大東亜戦争と言われる第二次世界大戦です。この戦争で日本は負けたのですが、これを機会にアジア・アフリカの国々が独立しました。あの戦争がなかったなら、現在のようになるにはさらに百年以上を要しただろうと思います」
 小川先生の分かりやすい説明に、子供たちも一生懸命耳を傾けています。「日本の飛行機は、当時、不沈戦艦と呼ばれたイギリスのプリンスオブウェールズとレパルスをあっという間に沈めました。そして、泳いでいるイギリス兵を助けに来た敵の駆逐艦に、日本の飛行機は『われ攻撃を継続せず。安心して救助に当たられたい』という電報を打ちました」


<聞く者の魂を揺さぶる言葉の力>
 学校教育で自虐史観ばかりを刷り込まれている子供たちに、この話は新鮮です。日本軍の強さと武士道精神に生れて初めて触れたのではないでしょうか。目が輝いています。大人の聴衆もあちこちでうなずく姿が見えます。そこまで日本の素晴らしさを語られたあと、小川先生は一転して今の日本の教育の誤りを強烈に批判されました。 「電車の中で化粧する不気味な女高生、人間より動物を大切にする動物愛護団体の倒錯した精神、父親に君付けで命令する小学生・・・・・・戦後六十年間の教育はすっかり日本の国民精神を衰弱させてしまった」
 「国家がなければ人権も存在のしようがない。愛国心という当たり前のことが教育から抜け落ちている」
 「人間というものは人間になるものではなく、人間にするものだ。そのために教師は文字通り命がけにならなければならない」
 このように小川先生が次々に放たれる言葉には力があり、熱があり、聞くものの魂をゆさぶります。いよいよ講演も最後です。
 「スーパーに行ったら、よく乳母車に乗っている赤ん坊を見ますね、あの小さな赤ん坊、あれが国家です。彼らが大人になったとき、この国を豊かで平和で外国の侮りを受けないものにして引き渡す絶対的責任が私たちにはある。そのために我々は学んだり戦ったりするのです。このことを若い諸君にもしっかり身に付けて欲しい」 そのように結ばれたとき、会場は一瞬静寂につつまれました。そして嵐のような拍手。大人が、子供が一心不乱に手を叩いています。小川先生の気持ちが世代を越えて聴衆に乗り移ったのです。


 これほど心の通じ合った講演を、私はかつて見たことがありません。今日のお話を聞いた子供たちは必ずや強く逞しく成長して日本の柱になってくれるでしょう。意を尽くせば誰もが分かってくれる。私達の運動は必ず日本を救うことができるはずだ。メンバーは皆その手ごたえを感じたのではないでしょうか。


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 小川氏の話の内容も、それを紹介する松木氏の文章も、到底読むに耐えません。けれども、調布で、2005年夏の次の教科書採択にむけた「新しい歴史教科書をつくる会」側の確かな動きがあること、調布の子どもたちが巻き込まれていることは軽視できません。

大田原の扶桑社版採用-産経新聞の報道

大田原市の扶桑社版採用について、扶桑社の親会社の産経新聞は次のように報じている。
(ネットから)

◎中学歴史・公民 扶桑社教科書を採択 
   栃木・大田原市、市区町村立で初 

 栃木県大田原市教委は十二日、市立中十二校で来春から四年間使用する教科書を決める採択協議会を開き、歴史と公民について、新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆した扶桑社の教科書を選んだ。十三日の教育委員会で承認される。扶桑社教科書の市区町村立中での採択は全国で初めて。 
 協議会は非公開で行われ、小沼隆教育長や教育委員、保護者代表らが、現場教員らによる調査報告書を参考に教科書の内容を比較。関係者によると、「学習指導要領に沿っている」などとして扶桑社を推す声が多数を占めた。 

 栃木県の教育界は、日教組や全教のイデオロギー闘争に反対し「教育正常化」を掲げる全日本教職員連盟(全日教連)傘下の栃木県教職員協議会が、98%以上の組織率を占めるなど、歴史・公民教育見直しの機運が高い。

 同県では前回の中学教科書採択が行われた平成十三年、小山市や栃木市など二市八町で構成する当時の下都賀採択地区で扶桑社教科書の採択がいったん決まりながら、抗議活動を受けた各市町教委が協議会の決定を否決するという経緯があったが、大田原市は単独採択地区のため決定が覆る可能性はない。
 大田原市立中は現在七校だが、同市は十月一日に黒羽町、湯津上村を編入合併し市立中は十二校になる。来年度に歴史教科書を使う一年生は約七百三十人、公民教科書を使う三年生は約七百五十人の見込み。

 今回の中学教科書採択で、扶桑社採択が明らかになったのは初めて。現在、一部の私立中や東京都立と愛媛県立の中高一貫校、養護学校などで扶桑社の教科書が使われているが、使用生徒数が多い市区町村立中での採択は、これまでなかった。
                                   (産経新聞) - 7月13日2時51分更新

Tuesday, July 12, 2005

大田原市で扶桑社版を採択の方向

 12日付読売新聞によれば、栃木県大田原市の教科書採択協議会調査委員会は、市立中学全7校で、来春から使う歴史教科書について、「新しい歴史教科書をつくる会」による扶桑社発行の教科書を選定するよう求める報告をまとめた、という。 
 同市の採択協議会は12日、市教委は13日に開かれるとのことで、正式に採択が決まると、市区町村の全域にわたって使われるのは初めてだとこと。

Monday, July 11, 2005

17日は「教科書の集会」に

今度の日曜日、17日は、教科書のことを考えましょう。
2つの集会があります。

 ☆子どもと教科書多摩ネット21集会
 No! あぶない「つく科教科書をみんなで考える
   ―いまからでも声をあげよう―

 日時 7月17日(日)午後2時から4時30分
 場所 小金井市民会館萌え木ホール
     (小金井商工会館3階=武蔵小金井駅南口下車5分、市役所南側)
 参加費 500円
 講演  高嶋伸欣さん(教科書裁判原告、琉球大教授)
 意見交換 各市の現状と今後の取り組み

 ☆第6回 調布「憲法ひろば」
    日・中・韓3国共同で近現代史の本をつくって

 日時 7月17日(日)、13時30分-16時
 場所 あくろすホール 
(調布市市民プラザあくろす3階=国領駅北口下車1分
 お話 梅田正己さん
(三国共同副読本『未来をひらく歴史』を発刊した高文研代表)

Sunday, July 10, 2005

調布の教育、教科書採択が危険です

 戦後60年の夏がめぐってきました。
 この春、小泉首相の靖国参拝や国連安保理入りの工作、教科書検定問題などに関わって、私たちの隣国・中国と韓国で、大きな「反日」の動きが高まりました。
 マスコミは「自らの政権を守るため、反日教育を広げている」などという無責任な分析を流していますが、本質的な問題は、日本があらゆる面でかつての侵略戦争について、まったくあいまいにし、教訓としようとしていないことです。

 その最大の焦点が、近現代史の教育です。そして、歴史や公民の教科書について、侵略戦争を肯定し、日本国憲法を変えようとする勢力による「つくる会教科書」の採択問題です。 調布は4年前、傍聴活動を広げた市民の前で、教育委員会は「つくる会教科書」の採択を否定せざるをえませんでした。そしてことし、その採択がまた問題になっています。

 この7月27日、8月1日、8月5日の3日間、教科書採択問題での市の教育委員会が、グリーンホールの小ホールを使って開かれます。
 4年前、拒否することができた「つくる会教科書」をめぐって、調布市では、昨年、つくる会の大講演会が開かれましたし、教育委員が交代し、委員長は元自民党市議、昨年10月交代した2人の委員は自民党と公明党推薦。「つくる会」支部のホームページでは、具体的に「応援する議員」に調布市議をあげ、調布市での採択をターゲットにしていることが示されています。

 もともと「つくる会」の戦略は、「東京都では50%採択」と豪語し、両国、小石川,白鴎、都立大付属など中高一貫校や、杉並、府中、そして調布で採択したいというのです。 私たちの子供たち、孫たちを、平和と人権の憲法破壊、戦争賛美・アジア敵視の教科書にさらし、誤った歴史認識を育ててはなりません。

 7月9日、ある会で偶然会った「調布教育ネット」の会員が話し合って、このブログを始めました。ぜひ、声を上げ、行動しましょう。 
 以上、ブログ発足のご挨拶です!                        (M)